1月上旬、京都・洛西(らくさい)の市街地でコサギ Egretta garzetta の塒(ねぐら)を観察しました。
日の入りの頃、市街地を流れる川にかかる橋にさしかかった時、川の上流へ向かって飛ぶ、10羽あまりの白いサギの一団を見つけました。 サギのねぐらはおおむね川や池などの岸辺にありますので、川沿いにあるねぐらへ向かって飛んでいるのであろうと思いつつ、しばらく見ていましたら、急に川からそれて、市街地の方へ飛んで行きました。 これはどういうことなのだろうかと少し戸惑いましたが、飛び去った方向をよくよく考えてみますと、その先には小さな池があることを思い出しました。 そこでその池におもむきましたところ、白いサギが集まっていました。
コサギの塒(ねぐら) |
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そこは市街地にある小さな池です。
池の周囲には狭いながらも林があり、池にかぶさるように木々が茂っています。
その木々の一角がサギの塒(ねぐら)となっていました。
この日は、池にせり出した落葉広葉樹の枝でコサギ16羽が休んでいました。
コサギのねぐらの対岸には、ダイサギ1羽も休んでいました。
池の林の外は住宅地や道路で、窓あかりや街灯、自動車の光が少なからず池に差し込んでいます。
写真でも、差し込んでいる光がいくつも白く写っており、サギと紛らわしいため、サギのいる一角を赤い線で囲んでいます。
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2013.04.01