1月上旬、兵庫県南部の山地の林で、オオマシコ Carpodacus roseus を観察しました。
落葉広葉樹の林の縁にある草地で10羽あまりのオオマシコが採餌していました。 食べていたのはイタドリの実(種子)です。 イタドリの実には、弓矢の矢についている羽(矢羽 やばね)のような、3枚の翼(よく)があり、その中心に種子があります。 翼の中心にある種子を翼ごとくわえては、翼を捨てていました。 嘴(くちばし)と舌で器用に種子のみを取り出して食べていたものと思われます。
オオマシコがイタドリの実(種子)をくわえる |
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イタドリはタデ科の多年草です。 洛西でも林縁や河原など、開けた場所によく生えています。 春、採集してご賞味される方もおられるのではないでしょうか。
イタドリの実(種子) |
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2013.03.22