1月下旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でメジロ Zosterops japonicus を観察しました。
河川敷のかたわらに植えられたトベラの木に数羽のメジロが飛来していました。 トベラの木には実がたくさん生っています。 その実が開いて、中から種子が顔をのぞかせています。 メジロはその種子を一粒ずつくわえ取っては丸呑み(まるのみ)にしていました。 数粒くわえ取ると枝移りして、別の枝で同じようについばみます。 トベラの実は果皮にやや強くくっついているようで、メジロはくわえた種子をそこから引き離すのに苦労していました。
メジロがトベラの種子をくわえ取る |
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メジロがトベラの種子をのみ込もうとする |
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トベラはトベラ科の常緑広葉樹です。
それほど高い木にはなりません。
洛西では自生しているかもしれませんが、ほとんどは公園や道路脇などに植栽されたものです。
果実は直径1cmほどで、12月から1月ごろ、裂開します。
中には4mmほどの種子が複数入っています。
種子は赤く、いびつな形をしています。
トベラの実。果皮と種子。罫線の幅は6mmです。 |
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2013.02.11