10月下旬、京都・洛西(らくさい)の農耕地で、オオタカ Accipiter gentilis を観察しました。
オオタカの若鳥が地上付近から、翼(つばさ)を横に広げ、旋回をはじめました。 上昇気流に乗り、高度を上げながら、首を傾(かし)げたり、下方に曲げたりします。 地上にいる餌(えさ)を探しているものと思われます。 200mほど上昇したところで、えさを見つけたのでしょう、急降下をはじめました。
オオタカの幼鳥が旋回上昇しながら餌(えさ)を探す |
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翼を広げ旋回していたオオタカは翼を閉じて急降下です。
空気抵抗の少ない、いわゆる紡錘形(ぼうすいけい)の飛型となり、頭部を下にして高速で落ちてゆきます。
オオタカが地上まであと数mのところで、ドバト数十羽の一団が一気に飛び立ちました。
オオタカは翼を広げて減速し、方向転換し、そのうちの1羽を執拗(しつよう)に追い回しました。
一瞬、ドバトにふれて、体羽が数枚飛び散りましたが、つかむことはできず、ドバトはオオタカから逃げ切りました。
オオタカははばたいて飛び去りました。
オオタカの幼鳥が翼と尾羽を閉じて急降下する |
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2013.01.04