7月下旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林でキジバト Streptopelia orientalis を観察しました。
果実のたくさん生ったアカメガシワの木に数羽のキジバトが飛来していました。
アカメガシワの果実は棘(とげ)のまばらなウニのような形をしています。
それが割れると、中から3、4個の黒い種子が顔を出します。
キジバトはその種子をひとつずつついばんでいました。
アカメガシワのたくさんの果実は割れはじめたばかりで、まだ割れた果実は少なめでした。
キジバトは割れた果実を求めて、バランスを崩しながら枝移りを繰り返していました。
キジバトがアカメガシワの実(種子)をついばむ |
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アカメガシワはトウダイグサ科の落葉広葉樹です。 洛西では山地・平地の林縁部や川原など、開けた場所で低木をよく見かけます。 古来、カシワのように、葉を食器として利用したことから、この名があるそうです。
アカメガシワの果実と黒い種子 |
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2012.08.20