コサギの親鳥が雛(ひな)に餌(えさ)をあたえる

 6月中旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林にあるサギのコロニー(集団繁殖地または集団営巣地とも)を訪れました。

 親鳥の嘴(くちばし)をひながくちばしではさむ

 コサギ Egretta garzetta の巣では、ひながずいぶん大きくなっていました。 この日は親鳥が何度かひなにえさをあたえていました。 親鳥は川などでえさをつかまえると、一旦、えさをのみ込みます。 巣に戻ると、それをはき戻します。 ひなはそれを食べます。

 お腹を空かせたひなは親鳥が巣に戻るとすぐにえさをねだります。 親鳥のくちばしに自身のくちばしを近づけます。 親鳥が頭を下げると、ひなはくちばしで親鳥のくちばしを横からはさみます。 親鳥は口を開け、えさをはき戻します。 ひなはえさを口移しで受け取ります。 ひなは親鳥よりもまだ一回りは小さいですが、親鳥のくちばしはもとより、その顔までもがひなのくちばしにはさまれていることがしばしばです。

コサギのひなが親鳥のくちばしをはさむ
コサギのひなが親鳥のくちばしをはさむ

コサギのひなが親鳥のくちばしをはさむ - 拡大
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2012.07.09