4月下旬、兵庫県南部でユリカモメ Larus ridibundus を観察しました。
京都・洛西(らくさい) 桂川(かつらがわ)では、冬になってもこのところユリカモメをあまり見かけなくなりました。
桂川ではこれまででも夏羽になる前には渡去していましたので、夏羽を見る機会はほとんどありませんでした。
そのユリカモメの夏羽です。
眼の周囲の後方2/3ほどの白色部を残して頭部は黒色になります。
頭の後方1/3ほどから喉のあたりにかけて、頭部の黒色と首の白色とがくっきりと分かれています。
写真では分かりにくいですが、この黒色はやや褐色味があり、墨色(すみいろ)を思わせます。
冬羽では先端のみが黒色だった嘴(くちばし)も、黒色ががった赤色へと変わっています。
足も同様に変化しています。
ユリカモメの冬羽の頭部(12月上旬) | ユリカモメの夏羽の頭部(4月下旬) |
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ユリカモメの冬羽 | ユリカモメの夏羽 |
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2012.06.11