1月中旬、京都・洛西(らくさい)の市街地の林でヒヨドリ Hypsipetes amaurotis を観察しました。
市街地にある林の林縁に生えたヌルデの木に数羽のヒヨドリが飛来していました。
ヌルデの枝先には無数の実がまとまって垂れ下がっています。
ヒヨドリは垂れ下がった実のそばの枝に止まり、嘴(くちばし)の先で実をひとつずつくわえ採っては、そのままのみ込んでいました。
ヒヨドリがヌルデの実(種子)をついばむ |
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ヌルデは、ウルシ科の落葉広葉樹です。
洛西では、山地の林縁や河川沿いなどに低木がぽつぽつ生えています。
実は直径4mmほどで、球を押しつぶしたような形をしています。
ヌルデの名前は、その樹液を塗料として利用したこと、すなわち「塗る(ぬる)」ことに由来するそうです。
漢字で白膠木、白い膠(にかわ)の木と当てるのは、その樹液が白い膠状であることによるようです。
ヌルデの実。 直径4mmほどで球を押しつぶしたような形をしています。 |
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2012.04.06