ハシビロガモの溜め池 - 6年間の越冬数の推移

 1月上旬、京都・洛西(らくさい)にある、ハシビロガモ Anas clypeata のたくさん飛来する溜め池をこの冬も訪れました。

ハシビロガモがこの冬も採餌中
ハシビロガモがこの冬も採餌中

 この3冬、ほぼ変わらず

 昨冬と同じく今冬も過去の羽数と比較します。 1冬に1日の羽数の記録ですが、この溜め池の過去5冬と今冬のハシビロガモの羽数をグラフで比較してみました。 2006-07、07-08、08-09の過去3冬は80羽前後で推移しましたが、09-10の冬に50羽ほどに減って以来、この3冬は50羽ほどにとどまっています。

 今冬、桂川では、カモではヒドリガモやオカヨシガモが少ない、また小鳥ではツグミなどが少ない傾向にあります。 この溜め池のハシビロガモについては、過去2冬とほぼ同数ですので、今冬は過去2冬並です。 今冬が別段、少ないとは言えません。

 この3冬、50羽ほどで推移していることはある意味、不思議です。 特に昨冬と今冬が50羽で、同数というのも偶然なのでしょうか。 飛来しているメンバーの大半が同じであることも考えられますが、どうなのでしょう。 個体識別ができて、昨冬と今冬のメンバーにどのような違いがあるのかが比較できると面白いのですが。

過去5冬と今冬のハシビロガモの羽数

過去5冬と今冬のハシビロガモの羽数


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2012.02.06