カラス(ハシブトガラス Corvus macrorhynchos 、ハシボソガラス Corvus corone )はタカ類を執拗(しつよう)に警戒・威嚇(いかく)・攻撃します。
カラスは付近にいるタカ類を目ざとく見つけます。
タカ類を見つけたカラスは、1羽から数羽で、時に周囲から数十羽が集まって騒ぎながらタカ類に接近します。
タカ類が付近から遠ざかるまで、騒いだり、追い回したりして、警戒・威嚇・攻撃します。
タカ類が木に止まったりすると、その近くに止まって警戒・威嚇したり、飛び回って攻撃したりします。
カラスがこのような行動をする理由としては、カラスがタカ類に攻撃されたり、捕食されたりするためなどと考えられています。
タカ類に攻撃するカラスが、逆に攻撃を受け、捕食されることもあります。
カラス(ハシボソガラス)がトビを攻撃する |
|
タカ類を観察しようとされている方は、カラスの声にも要注意です。 付近にいるタカ類をカラスの方が私たちに先んじて見つけることが少なくありません。 カラスが騒ぎはじめたら、タカ類が近くにいる可能性が考えられます。 この時のカラスは尋常でない騒ぎ方をしていることがしばしばです。
カラスの集団(主にハシブトガラス)がオオタカの幼鳥(左下)を警戒して群がる |
|
< 関連ページ >
調べる "ハシボソガラス" ※ ハシボソガラスのその他の topic はこちらへ
調べる "ハシブトガラス" ※ ハシブトガラスのその他の topic はこちらへ
調べる - テーマ別 "動作・警戒・鳴き声" ※ その他の鳥の動作などはこちらへ
2012.01.02