11月上旬、兵庫県 南部の山地の林でキジバト Streptopelia orientalis を観察しました。
コナラやリョウブが主に生える林に散在するカラスザンショウの木で数羽のキジバトが採餌していました。
カラスザンショウは枝先にたくさんの実をつけています。
実が開くと、黒い種子が姿をあらわします。
キジバトは枝先に近づき、種子をひとつずつついばみます。
数粒ついばんでは、また別の枝に移り、ついばむことを繰り返していました。
キジバトはしばしばカラスザンショウの木の下でも地面で何かをついばんでいました。
カラスザンショウの種子は容易に枝先から落ちてしまいますので、地面に落ちた種子をついばんでいたものと思われます。
キジバトがカラスザンショウの実(種子)をついばむ |
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カラスザンショウはミカン科の落葉広葉樹です。 薬味として利用されるサンショウの仲間ですが、カラスザンショウは食用にはされないようです。
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2011.12.12