6月中旬、京都市 中部の平地の林でスズメ Passer montanus を観察しました。
市街地にある、まとまった林のオオモミジの枝先で数羽のスズメが採餌していました。
枝葉の間を少しずつ動きながら、そこに付いている何かを嘴(くちばし)でさかんについばみます。
食べているものは微小なもののようで、採餌の様子を観察しているだけでは何を食べているのかはよく分かりませんでした。
スズメが枝葉の間で何かをついばむ |
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スズメが飛び去ったあとの枝先をよく観察してみました。
枝葉にはアブラムシ(アリマキ)の仲間がぽつぽつと付いていました。
それ以外に付着しているものはなく、また、かすめとるように採餌していたことも勘案しますと、これを食べていたものと考えてよさそうです。
アブラムシはアリマキとも呼ばれる昆虫で、カメムシの仲間です。
日本では数百種が知られています。テントウムシの成虫や幼虫もアブラムシをえさとしています。
アブラムシ(アリマキ)の一種。1マスは5mm四方です。 |
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2011.07.11