4月下旬、京都・洛西(らくさい)の農耕地でツバメ Hirundo rustica を観察しました。
野菜を植えつける畝(うね)に、草がぽつぽつと生えている畑に数羽のツバメが下りて巣材を集めていました。
畑の地面にあるわずかな枯れた草を少しくわえては飛び去り、しばらくするとまた飛来することを繰り返していました。
この畑の周囲は田んぼで、田植えに向けて耕起されています。
一見、それらの田んぼの方が、巣材となる枯れ草がたくさんありそうですが、もっぱら巣材のあまりなさそうな畑にツバメは下りていました。
写真のように、ツバメが巣材を集めていた畑に比べて、耕起された田んぼは凸凹で、草が少しのびています。
下りると周囲が見渡せず、安心してツバメは巣材を集められないのかもしれません。
また、一見、巣材が多そうに見えてもツバメの巣に適当な巣材がないのかもしれません。
さて真相はどうなのでしょう。
ツバメが巣材となる枯れ草をくわえる |
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ツバメが巣材集めに下りなかった耕起田 |
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2011.07.04