4月下旬、京都・洛西(らくさい)の農耕地で、ニュウナイスズメ Passer rutilans を観察しました。
スズメノテッポウに一面、覆われていた田んぼが耕起され、それらがまばらに残っていました。 そこへ10羽あまりのニュウナイスズメが下りて採餌していました。 食べていたのはスズメノテッポウの実(種子)のようです。 1株のスズメノテッポウの穂を数回つついては、また別の株へ移ることを繰り返していました。 穂に生っているたくさんの実(種子)を数粒ずつ食べていたものと思われます。
ニュウナイスズメがスズメノテッポウの実(種子)を食べる |
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スズメノテッポウはイネ科の草本植物です。 人の足首から脛(すね)ほどの草丈です。 ひとつの穂にたくさんの実(種子)がつきます。 洛西では田んぼや川沿いでよく見られます。 田植え前の田んぼでは、スズメノテッポウが一面に生えているところも少なくありません。 スズメノテッポウはセトガヤによく似ています。 スズメノテッポウの穂につく花粉は橙色(だいだいいろ)ですが、よく似たセトガヤは花粉が白色です。
スズメノテッポウの穂。罫線の幅は6mmです。 |
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2011.06.27