5月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、キジ Phasianus versicolor を観察しました。
キジが草丈ののびはじめた草地から出て、草のまばらな、人の通り道となっているところで採餌していました。 食べていたのはスズメノテッポウの実(種子)です。 たくさん実(種子)のついている穂をくわえて、軸のみ残して実(種子)をくわえとって食べていました。
キジがスズメノテッポウの実(種子)を食べる |
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キジがスズメノテッポウの実(種子)を食べる - 拡大 |
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スズメノテッポウはイネ科の草本植物です。 人の足首から脛(すね)ほどの草丈です。 ひとつの穂にたくさんの実(種子)がつきます。 洛西では田んぼや川沿いでよく見られます。 田植え前の田んぼでは、スズメノテッポウが一面に生えているところも少なくありません。 スズメノテッポウはセトガヤによく似ています。 スズメノテッポウの穂につく花粉は橙色(だいだいいろ)ですが、よく似たセトガヤは花粉が白色です。
スズメノテッポウの穂。罫線の幅は6mmです。 |
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2011.05.30