蹴爪(けづめ)・足距(そくきょ)とは - キジのおすの足

 5月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、キジ Phasianus versicolor を観察しました。

 足の指より少し高い位置にある突起

 蹴爪(けづめ)とは、鳥の趾(あしゆび 足指)より少し高い位置から後方にのびる、先のとがった突起のことです。 足距(そくきょ)とも呼ばれます。 爪(つめ)という呼称ですが、足の指先にある爪とは異なります。 この蹴爪の中には骨のような芯があり、付け根は、ふしょの骨とつながっているそうです。

 日本の野鳥では、キジの仲間(キジ科の鳥)に蹴爪はあります。 飼い鳥である鶏(ニワトリ)もキジ科で、蹴爪があります。 おすでよく発達しています。 このため、繁殖行動に役立つものと推定されますが、どのように使うのでしょうか。 おすどうしの争いや、あるいはめすと共に行なう行動に役立つのかもしれません。

キジの蹴爪(けづめ)
キジの蹴爪(けづめ)

キジのおす
キジのおす

< 関連ページ >
調べる "キジ" ※ キジのその他の topic はこちらへ
調べる - テーマ別 "蹼・足" ※ その他の鳥の蹼・足はこちらへ

2011.05.23