体羽(たいう)をふくらます - ジョウビタキ

 2月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でジョウビタキ Phoenicurus auroreus を観察しました。

 体羽をふくらますと体格が大きく見える

 鳥の体は羽に包まれています。 それをふくらませたり、すぼめたりして主に体温調節を行なっています。 冠羽を立てる、尾羽をひろげるなど、種によっては、時に求愛・威嚇・防衛などの際にも羽を開閉させます。

 写真はジョウビタキです。 保温のために体羽をふくらませた状態と思われます。 胸から腹部の体羽をふくらますだけで、ずいぶん体格の印象が異なります。 2個体の体格差を見る場合、体羽の開閉の状態をふまえておきませんと、体格差を見誤ることになります。 その際、羽毛の表面を見ると少しはそれが分かります。 写真の場合では、腹部の体羽の表面がいくぶん粗くなっていることで、体羽をふくらませていることがうかがえます。

※ マウスカーソルを画像に重ねますと体羽をふくらませた状態になります
ジョウビタキが体羽をふくらます


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2011.04.25