シロハラの餌(えさ) - センダンの実(種子)を食べる

　1月中旬、京都・洛西(らくさい)の市街地の林でシロハラ Turdus pallidus を観察しました。

　つぶれた実をのみ込むのに四苦八苦

　市街地の林の林縁のところどころに生えたセンダンの木の下でシロハラが採餌していました。 センダンの枝先には実はほとんど残っておらず、木の下にたくさんの実が落ちていました。 シロハラは、地面に落ちた実を嘴(くちばし)でひとつずつついばんでは、実をそのままのみ込んでいました。 ぽつぽつ人通りのある木の下では、人に踏まれ、つぶれて扁平になった実も少なくありません。 つぶれた実は、実の長径が大きくなり口の幅をやや越えてしまうせいでしょう、のみ込むのに四苦八苦していました。 それでも何度かくわえ直すうちになんとかのみ込んでいました。

シロハラがセンダンの実(種子)をのみ込む

　センダンは、センダン科の落葉広葉樹です。 写真の実は長さ17mmほど、幅11mmほどで、厚めの果皮の中に大きな核が入っています。 この核の中に細長い種子が数個入っています。 洛西では、主に川沿いに樹高3-5mほどの木がぽつぽつ生えています。

センダンの実

< 関連ページ >
調べる "シロハラ"　※ シロハラのその他の topic はこちらへ
調べる - テーマ別 "採餌行動・えさ - 野山の鳥"　※ その他の鳥の採餌行動はこちらへ

2011.04.04

---