スズメの餌(えさ) - アキニレの実(種子)を食べる

 12月上旬、京都市 鴨川(かもがわ)でスズメ Passer montanus を観察しました。

 アキニレの翼(よく)を捨て種子のみを食べる

 鴨川の岸に植栽されたアキニレに30羽ほどのスズメが群がっていました。 アキニレの枝はすっかり落葉しており、たくさんの実だけが残っています。 アキニレの種子には広く薄い翼(よく)があり、その中心に種子があります。 スズメは枝に止まり、アキニレの実を翼ごとくわえ、器用に種子だけを取り出して食べ、翼を捨てていました。 スズメ30羽が採餌していますと、アキニレの木の下は、スズメによって枝が揺らされることも手伝って、アキニレの実や翼のふぶきとなっていました。

スズメがアキニレの種子を食べる
スズメがアキニレの種子を食べる

アキニレの実とその中心の種子。罫線の間隔は6mmです。
アキニレの実とその中心の種子。罫線の間隔は6mmです。

 アキニレはニレ科の落葉広葉樹です。 実は直径1cmあまりで、ほとんどが薄い翼です。 中心に直径4mmほどの種子が入っています。

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2011.02.18