サカツラガンの採餌行動とえさ - 湖北(こほく)シリーズ 6

 この冬、隣県、滋賀県にある日本最大の湖、琵琶湖(びわこ)の北部、いわゆる湖北(こほく)地方を訪れました。 そこで京都・洛西(らくさい)ではめったに見られない、いくつかの大型種を観察しました。 それらを数回に分けて紹介しています。 今回はサカツラガン Anser cygnoides です。 採餌行動を観察しました。

 草を選んで食べる

 サカツラガンが湖岸からやや離れた中州で採餌していました。 下方を向きながら少しずつ歩いて、地面の草を嘴(くちばし)でついばんでいました。 食べていた草の種類は分かりません。 下の写真の上部には草がたくさん生えています。 そこに入ったこともありましたが、ほとんどは枯れた草の中にあるわずかな草を食べていました。 食べる草を選んでいるようです。

ちぎった草をくわえるサカツラガン
ちぎった草をくわえるサカツラガン

 首をひねって草をちぎる

 草をちぎる際、サカツラガンは草をくわえてそのまま引くこともありましたが、首をひねり(ねじり)ながら草をちぎることも多々ありました。 草をちぎったことのある方ならお分かりになると思いますが、種類によってはただ引くだけではちぎったり抜いたりすることはできないことがあります。 その際、斜めに引いたり、ひねったりしたのではないでしょうか。

首をひねって草をちぎるサカツラガン(あごの下面がこちらを向いています)
首をひねって草をちぎるサカツラガン(あごの下面がこちらを向いています)

 サカツラガンは日本では冬鳥として少数が渡来することが知られています。 かつては東京湾岸に数十羽以上の群れで渡来、越冬していたようです。


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09.02.23 N