カルガモの餌(えさ) - ミゾソバの花や蕾(つぼみ)を食べる

 11月中旬、京都・洛西(らくさい)の小さな川でカルガモ Anas poecilorhyncha の採餌行動を観察しました。

 桂川よりもずいぶん細い川です。 その岸近くにできた、いわゆる寄り洲(よりす)にはミゾソバが一面に生えていました。 カルガモがそこに上がり、さかんに採餌していました。 ミゾソバの葉や茎には目もくれず、花やつぼみばかりを選り好みしてついばんでいました。

 ミゾソバはタデ科タデ属の植物で、水辺や田んぼのあぜに群生します。 葉の先がとがり、基部が耳状に張り出す、いわゆる鉾型(ほこがた)の葉であるのが特徴です。 花期は秋です。

 タデには特有の辛味があり、魚の刺身のつまや、またタデ酢など、薬味として食用にされます。 食用のタデは同じタデ科タデ属のヤナギタデのようです。

ミゾソバの花やつぼみをついばむカルガモ
ミゾソバの花やつぼみをついばむカルガモ

ミゾソバ
ミゾソバ


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08.12.19 N