4月下旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林でミゾゴイ Gorsachius goisagi を観察しました。
この日は昼間に引き続き、夜間も観察していました。
日の入りは18:40頃です。
しだいに暗くなってゆきましたが、あたりはシーンとしたままです。
日の入りから30分ほど過ぎ、すっかり暗くなった19:10頃、ミゾゴイと思しき声が数回聞こえましたが、やや遠く確信が持てませんでした。
それから5分ほどしてそれよりもずいぶん近くから、「プーウォン、プーウォン」というミゾゴイの声が数回はっきり聞こえました。
そのまましばらく待ちましたが、ぱったり鳴き声は聞こえなくなりました。
ミゾゴイは東南アジアなどで越冬し、春に日本に渡来して繁殖します。
林の樹上で営巣し林内で採餌することや、渡来してしばらくの期間、夜にしか鳴かないこと、しかも日の入または日の出を中心として1時間ほどしか主に鳴かないことなどの理由からその生息の実態は依然よく分かっていないようです。
洛西では繁殖しないコマドリやエゾムシクイなども通過途中にさえずりことがありますが、ミゾゴイも同様のようです。
したがって洛西で繁殖しているかどうかは分かりません。
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08.05.02 N