カンムリカイツブリの次列風切羽の色は?

 4月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でカンムリカイツブリ Podiceps cristatus を観察しました。 カンムリカイツブリは冬羽では全体に白っぽいのですが、夏羽では全体に黒褐色または褐色となり、白い部分は少ないように思われます。 しかし翼を広げると印象は一変します。

カンムリカイツブリの次列風切羽は白い
カンムリカイツブリの次列風切羽は白い

 写真は羽づくろいの際に羽ばたいた瞬間を後ろから撮影したものです。 カンムリカイツブリの夏羽には意外にもこれほど白い羽があります。 次列風切羽、体寄りの雨覆、翼の前縁がそれぞれ白いことが分かります。 カンムリカイツブリの行動と言えば、翼をたたんで浮かんでいるか、潜水するかぐらいで、翼を広げている姿というのはなかなか見る機会がありません。 そのせいで意外に感じられるのでしょう。


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2013.01.04 / 08.05.09 N