アカウキクサ科の一種(オオアカウキクサの仲間)を食べるカモ
12月上旬、京都・洛西(らくさい)の溜め池でアカウキクサ科の一種(オオアカウキクサの仲間)を食べるカモの行動を観察しました。
アカウキクサ科はシダ植物
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アカウキクサ科の一種
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小指の先にアカウキクサ科の一種
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ウキクサとミジンコウキクサとダルマガエル
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アカウキクサ科は浮遊性で、葉の長さが2mm程度という小型のシダ植物です。
日本の在来種では、アカウキクサ
Azolla imbricata とオオアカウキクサ
Azolla japonica の2種が知られています。
いずれも近年絶滅が危惧されています。
一方、アカウキクサ科の外来種も数種がしだいに分布を広げつつあるようです。
いくつかの文献によりますと、これらはオオアカウキクサの仲間で、
Azolla cristata などが知られています。
この溜め池の水面の一部をびっしりと覆っていたのは、オオアカウキクサの一種であると思われますが、これら外来種と、在来種のオオアカウキクサとの区別は容易ではないそうです。
市街地に近い溜め池ですので、ほかの外来種の例からすると、おそらく外来のものではないかと疑われます。
なお、田んぼなどで見られる緑色のウキクサはシダ植物ではなく、被子植物単子葉類です。
日本では、ウキクサ、アオウキクサ、ミジンコウキクサなどのウキクサ科が知られています。
ちなみにウキクサ科の葉のように見える部分は茎で、葉状体(ようじょうたい)と呼ぶそうです。
カモがアカウキクサ科の一種を食べる
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アカウキクサ科の一種を食べるコガモなど
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アカウキクサ科の一種を食べるヒドリガモなど
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このアカウキクサ科の一種をカモがさかんに食べていました。
コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモなどです。
水面をびっしりと覆うこのアカウキクサ科の一種の中に入って、嘴(くちばし)から首を水面にべったりとつけて、嘴を水面で開閉させて泳いでいました。
えさは無数に水面を覆っていますので、あてもなく泳いでとにかく嘴を開閉していました。
食べ物の中に入って泳ぐとはまさに食べ放題です。
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