ツメナガセキレイの飛来

 幼羽〜第一回冬羽

喉に褐色味がある

背面は灰褐色

 9月中旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼにツメナガセキレイ Motacilla flava が1羽、飛来しました。 黄色味が全くなく、喉に褐色の斑があることから、幼羽または第一回冬羽と考えられます。 ツメナガセキレイは日本には4亜種が飛来するとされています。 その4亜種とは、マミジロツメナガセキレイ、ツメナガセキレイ、キタツメナガセキレイ、シベリアツメナガセキレイです。 しかし幼羽や第一回冬羽ではどの亜種であるかは見分けられないとされており、したがってこの個体もどの亜種かは分かりません。 18日にも同一個体と思われる1羽が同じ刈田で確認されました。 

 刈田で採餌

 この個体は広い水田の中にある、数少ない稲刈りの終わった田んぼでえさを食べていました。 時にハクセキレイと対立していましたが、ハクセキレイよりやや小さいにもかかわらず、追いはらっていました。 飛び立つと、飛びながら「ジュジュン、ジュジュン」と鳴いていました。セグロセキレイとキセキレイの声を混ぜたような声です。


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06.09.18 Y