【連続写真で見る】 ヒドリガモの潜水 - 鳥類の採餌行動

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水中をのぞき込む(1/6)
水中に頭を浸ける(2/6)
半身を沈め、翼を上に半開きにする(3/6)
尾部を残して体を沈める(4/6)
翼で水をかく(5/6)
全身が水没(6/6)


 11月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でヒドリガモ Anas penelope を観察しました。

 一般的には潜水ガモの仲間ではないオカヨシガモの潜水行動を以前に紹介しましたが、ヒドリガモも同じく潜水ガモの仲間ではありません。

 水面ではヒドリガモとそのほかのカモあわせて100羽あまりが採餌していました。 多くは逆立ちして水草を採餌していましたが、そのうちのヒドリガモ数羽が時に潜水していました。

 水面を泳ぎながら下方を向き水中をのぞき込んでいました。 目当てのえさを見つけると潜水です。

 まず逆立ち採餌のときのように頭を水中に沈め、半身が浸かるぐらいのところで翼を上方に半開きにします。 尾部のみを残したところまで体が沈むと翼で水をかいて一気に水没します。 ちなみにキンクロハジロやホシハジロなどのいわゆる潜水ガモは翼をたたんだまま潜水します。

 この潜水法はオカヨシガモとほぼ同じです。 相違点としてはヒドリガモの方がスパッと鋭く潜るところです。 また浮上後はオカヨシガモと同様、さかんに胸を反らせてはばたいていました。 羽毛に含まれた水分を除いているものと思われます。

 潜水時間はせいぜい数秒です。 水草を少しくわえて浮上していました。

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07.11.04 N