10月下旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でヒヨドリ Hypsipetes amaurotis を観察しました。
河畔のヤナギの林で数羽のヒヨドリが採餌していました。
ヒヨドリはヤナギの枝先で何かを食べているようでしたが、そこに1本だけある柿の木に時に1羽が飛来して柿を食べていました。
ヒヨドリは嘴(くちばし)の先ほどのわずかな果肉をついばんでは丸のみにしていました。
柿はたくさんぶら下がっているのですが、そのほとんどはまだ青みが残り熟れていません。
傷ついた柿はヒヨドリがついばんでいるひとつだけでした。
食べごろの柿を選んで食べているのでしょうか。
柿(カキまたはカキノキ)はカキノキ科の落葉広葉樹です。
中国原産とも言われているようです。
柿は古来、栽培・品種改良され、いくつかの品種が作られています。
洛西では、京都市西京区(にしきょうく)の大枝(おおえ)という地域で、「富有柿(ふゆうがき)」という品種の柿が栽培されており、「大枝柿(おおえがき・おおえかき)」と称して出荷されています。
甘みが売りの柿です。
毎年10月中旬から11月下旬にかけての時期に収穫・出荷の最盛期を迎えます。
ヒヨドリが柿の果肉をついばむ |
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10.11.29 N