メジロの餌(えさ) - クマノミズキの実を食べる

 10月上旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林でメジロ Zosterops japonicus を観察しました。

 クマノミズキの実を丸のみに

 コナラなどの高木にリョウブなどの低木のまじる林で、10羽ほどのメジロの一団が採餌していました。 数分に一度、クマノミズキの木に飛来してひとしきり採餌すると、別の木へ移ることを繰り返していました。 枝から枝へとせわしく動きながら、クマノミズキの実をついばみ、丸のみにしていました。

 クマノミズキはミズキ科の落葉広葉樹です。 実の直径は5mmほどで、赤みを帯びた柄に上向きに数10個が生ります。 写真の実はまだ緑色ですが、のちに黒くなります。 名前の「クマノ」は漢字では「熊野」と書きます。 紀伊半島の熊野地方に由来するそうです。

クマノミズキの実
クマノミズキの実



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10.10.25 N