4月下旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林でコサメビタキ Muscicapa dauurica の造巣行動(巣作り)の様子を観察しました。 樹高約17mのアカマツの枯れ木の先端部で巣作りをしていました。 周辺の木もほぼそのくらいの高さです。 巣はまだ土台作りといったところでした。
巣に留まっている時間は短く、巣材を入れては飛び出すことを繰り返していました。 巣には2、3分に1回出入りしていましたが、数秒から数十秒間隔のこともありました。 巣材の採取は2羽が別々の場所へ出かけて単独で行なっているようでしたが、林の中に消えてしまうため、詳しくは分かりません。 しかし1羽が巣に一旦戻って出てゆくと、すかさずもう1羽が入って来ることも少なからずありましたので、2羽で行動しているときもあるのかもしれません。 あるいはお互いが相手の位置を把握しながら行動しているのかもしれません。 巣で2羽が出くわすこともたまにありましたが、先に入った方がすぐに退いていました。
コサメビタキが巣に多めのコケを運ぶ |
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ほとんどは少量の巣材を運ぶ |
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コサメビタキが巣に巣材を押しつける |
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巣材を調達していたコケの生えたコナラの幹 |
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07.08.26 N