9月下旬、京都・洛西の平地の林でメジロ Zosterops japonicus を観察しました。
ツブラジイやアラカシなどの常緑広葉樹にイロハモミジやエノキなどの落葉広葉樹のまじる林で、10羽ほどのメジロの一団が採餌していました。
数分に一度、あるエノキの木に飛来してひとしきり採餌すると、別の木へ移ることを繰り返していました。
そよ風にも揺れるほどの枝をせわしく動きながら、枝先についた実をついばみ、丸のみにしていました。
エノキの実は直径6mmほどで、果皮をほぐすと橙色で厚みのない果肉に包まれた白っぽい種子が出てきます。
エノキの実の大きさから、メジロの口の縦および横の幅は6mm以上あることになります。
エノキはニレ科の落葉広葉樹です。
オオムラサキ、ゴマダラチョウなどの蝶(チョウ)の幼虫がこの木の葉を食べます。
メジロがエノキの実を丸のみにする |
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エノキの実(概ね実物大) | エノキの実の中身(写真中央が種子) |
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10.09.27 N