街路樹で営巣するヒヨドリ

 8月中旬、京都・洛西(らくさい)で営巣中のヒヨドリ Hypsipetes amaurotis を観察しました。

 車道沿いの銀杏(いちょう)の木で営巣

ヒヨドリのひな
ヒヨドリのひな

 街路樹の銀杏(いちょう)の木に巣はあります。 道路は2車線でそれを挟むように両側に歩道があります。 車道と歩道との間におよそ5m間隔で、道に沿って銀杏は植栽されています。

 車道では日中、ほぼ車の流れは途切れません。 歩道も通勤、通学の時間帯を中心に日中、人通りは常にあります。 そのようなにぎやかな環境です。

 巣のある銀杏の木の高さは5mほどで、地上から3mほどのところに巣はあります。 葉が茂り、やや暗くなったところに巣はありますが、その木から10mほど離れると、葉越しに巣を見ることができます。

 よく鳴くひな

 ひなは少なくとも3羽いました。 ちなみにヒヨドリの一巣卵数は3、4個であることが知られています。 ひなにはまだ羽毛がほとんど生えていないようでした。 目もまだ開いていないようです。 時折、「ピーヨ、ピーヨ、…」と親鳥よりも金属的な声でさかんに鳴きながら、大きく口を開けて首をのばしていました。 親鳥が巣に飛来していないのですが、このような行動をしていました。


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07.08.18 Y