下尾筒(かびとう)の模様 - ヒレンジャク

 5月中旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でヒレンジャク Bombycilla japonica を観察しました。 10羽ほどがまとまって行動していました。 葉の込み入ったヤナギの枝に止まり、採餌などをしていました。

ヒレンジャク
ヒレンジャク

 ヒレンジャクの下尾筒は緋色(ひいろ)

 ヒレンジャクの「ヒ」は緋色(ひいろ)の「緋」、すなわち赤とか朱色を表しています。 ヒレンジャクを後方、下方から見ますと、下尾筒を見ることができます。 雨覆や風切羽の一部、そして下尾筒が緋色(ひいろ)です。

※ 下尾筒(かびとう)とは、尾羽のすぐ下側にある羽毛のことです。 繁殖にかかわる総排出腔(そうはいしゅつこう)付近を覆っていますので、種によっては独特の模様をしているのかもしれません。

ヒレンジャクの下尾筒
ヒレンジャクの下尾筒


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10.06.04 N