1月下旬、洛西 - 京都府の南西部 - の農耕地でハシボソガラス Corvus corone を観察しました。
耕起された田んぼで数羽のハシボソガラスが採餌していました。 食べていたのは貝類のスクミリンゴガイです。 水のない田んぼの土に埋もれているスクミリンゴガイは耕起よって掘り返されます。 ハシボソガラスは地面を歩きながらスクミリンゴガイを探します。 スクミリンゴガイを見つけるとくわえて土から取り出します。 ケリやバンなどはスクミリンゴガイを殻ごと丸のみにしますが、ハシボソガラスはスクリンゴガイの殻を足で押さえて嘴(くちばし)で割り、中味を取り出して食べていました。
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ハシボソガラスがスクミリンゴガイをくわえる |
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スクミリンゴガイは通称「ジャンボタニシ」として知られています。 南アメリカ原産で1980年代、食用に日本へ持ち込まれました。 洛西の田んぼでも帰化しています。
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スクミリンゴガイ - 夏の水田にて | 耕起された田んぼ - 冬 |
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10.03.29 N