11月上旬、チョウゲンボウ(めす成鳥または幼鳥)がハシボソガラスに追われるシーンをほぼ真横から撮影できました。
ハシボソガラスはチョウゲンボウにかみつく寸前のようですので、撮影位置からの奥行きに2羽の差はほとんどないと思われます。
チョウゲンボウ、ハシボソガラスの全長に合わせて体に沿って引いた線を、写真の右下に並べました。
チョウゲンボウ(赤い線)の全長はハシボソガラス(黒い線)の全長の約79%です。
いくつかの文献によりますと、チョウゲンボウの全長はおすで約33cm、めすで約39cmとありました。
ハシボソガラスの全長は50cmとありました。
これらの数値から、ハシボソガラスの全長に対する、チョウゲンボウの全長の割合は、
おすとしますと、33 ÷ 50 = 0.66、すなわち、66%
めすとしますと、39 ÷ 50 = 0.78、すなわち、78%
となります。
チョウゲンボウ、ハシボソガラスのいずれも個体によって全長にばらつきがありますので確実なことは言えません。
しかしこの写真による全長の比較から、観察による識別情報がないとしましても、撮影したチョウゲンボウは、めす成鳥、あるいは幼鳥であるとしてもめすである可能性が示唆されます。
チョウゲンボウとハシボソガラスの全長を比較する |
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09.11.06 N