12月下旬、京都・洛西(らくさい)の市街地でキジバト Streptopelia orientalis を観察しました。
街路樹として植栽されたナンキンハゼの枝で数羽のキジバトが採餌していました。 食べていたのはナンキンハゼの白い実です。 すっかり葉を落とした枝につかまり、実をついばんでいました。 ナンキンハゼの実は1房に3個ずつ生っていますが、キジバトは1個ずつ、丸ごとのみ込んでいました。
キジバトがナンキンハゼの実をついばむ |
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ナンキンハゼはトウダイグサ科の落葉広葉樹で、中国原産です。 街路樹や庭木として植栽されています。 実の白い部分は仮種皮(かりしゅひ、あるいは、かしゅひ)と呼ばれ、蝋(ろう)質で、種子を薄く覆っています。 この仮種皮を削りとりますと、黒い種子が出てきます。
ナンキンハゼの実 | 削りとった仮種皮(左)とナンキンハゼの種子 |
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10.01.22 N