ササゴイの巣の下はフンまみれ

 京都・洛西(らくさい)の市街地で、車の往来の絶えない道路に沿って植栽された街路樹に営巣しているササゴイ Butorides striatus を、昨年、お伝えしました。 今年も同じ場所で営巣しており、4ペアが観察できました。 これらササゴイの繁殖ペアの様子を数回に分けてお伝えしています。

 ふ化後はしだいに巣の下がフンまみれに

 ササゴイのひながふ化して何日か経ちますと、巣の下は白いフンまみれになります。 ササゴイの巣は込み入った枝葉の奥につくられています。 巣内の様子はなかなか分かりづらいのですが、巣の下が白いフンまみれになっていることで、ひなが順調に育っていることが間接的に分かります。

 ひなは巣立つと枝移りして巣から離れます。 ひなはお気に入りの枝にまとまって止まっていることが多く、そうすると巣の下以外にも白いフンまみれの場所ができます。 巣の下に落ちるフンの位置の変化ひとつでも、ひなの巣立ちが分かります。

フンまみれで白くなった、巣の下の地面
フンまみれで白くなった、巣の下の地面


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09.08.10 N