京都・洛西(らくさい)の市街地で、車の往来の絶えない道路に沿って植栽された街路樹に営巣しているササゴイ Butorides striatus を、昨年、お伝えしました。 今年も同じ場所で営巣しており、4ペアが観察できました。 これらササゴイの繁殖ペアの様子を数回に分けてお伝えしています。
ササゴイの営巣木の下には卵殻片が落ちていることがあります。 いくつかの文献によりますと、ササゴイの1巣の卵数は2個から4個のようですので、ふ化したいくつかの卵の殻はこのように巣の下に落ちることもあるようです。 写真では分かりにくいのですが、卵は白色ではなく、ほんのりと水色がかっています。 卵殻片の形から推測しますと、大きさは鶏卵よりも一回り小さく、また形はいわゆる卵形よりも少しだけ球形に近いようです。
歩道の片隅に落ちていた、ほんのり水色のササゴイの卵殻片 |
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いくつかの文献によりますと、主なサギ類の卵の色は、以下の表に示しました通り、おおよそ水色か白色かです。 2色に大別しましたが、種によって濃淡の差があるようです。 ササゴイの卵の色は、卵が水色のサギ類の中では、水色が濃い方のようです。
主なサギ類の卵の色 |
水色 | 白色 |
ゴイサギ
ササゴイ アマサギ ※白色に近い ダイサギ チュウサギ コサギ アオサギ |
ヨシゴイ ※わずかに水色
ミゾゴイ |
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09.10.02 N / 09.08.07 N