コシアカツバメの巣で繁殖するスズメ

　5月下旬、京都・洛西(らくさい)のはずれでコシアカツバメ Hirundo daurica の巣を観察しました。

　市街地から少し離れた橋でコシアカツバメの巣を2つ見つけました。 2つの巣のうち、一方の巣ではコシアカツバメが顔を出していましたが、もう一方の巣ではスズメ Passer montanus が繁殖活動をしていました。巣の中にはひながいる様子で、さかんに「ピチピチ」と声がしており、親鳥が出入りを繰り返していました。

　なお、いくつかの文献によりますと、コシアカツバメの巣を利用してスズメが繁殖することはよくあることのようです。