4月上旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林でコガラ Poecile montanus の巣作りを観察しました。
コガラが巣穴を掘り、木くずを落とす |
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コガラが巣穴掘りを中断して周囲を警戒する |
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コガラが木くずをくわえる |
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このようにコガラは立ち枯れた木に穴を掘って巣にします。 キツツキの仲間にも立ち枯れた木を同様に利用する種もあります。 キツツキの仲間はクワガタムシの幼虫やカミキリムシの幼虫もえさとしていますが、それらは枯れ木(朽ち木)を食べながら、枯れ木の中に生息しています。 生きている木の花や葉もさることながら、枯れ木も、コガラをはじめ、様々な種の生息に欠かせません。 「枯れ木も山のにぎわい」という言葉があります。 本来の語義ではありませんが、まさにその通りで、それらに依存している種も少なくないのです。
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11.05.13 N / 07.04.01 N