12月上旬、京都・洛西(らくさい)の農耕地でケリ Vanellus cinereus を観察しました。
イネの切り株から少しだけ葉がのびた刈田で3羽のケリが採餌していました。
少しずつ歩いては立ち止まり、イネの葉についた何かをかすめとるように採餌していました。
食べているものは微小なもののようで何を食べているのかはなかなか分かりません。
ケリの周囲のイネの葉には刈田を覆うほどにうっすらとクモの糸がかかっていましたので、クモを食べているのか、あるいは刈取り後に出来た二番穂を食べているのかと思われました。
ケリが飛び去ったあと、イネの葉をよく観察してみましたところ、二番穂はなかなか見つかりません。
一方、クモはそこここについていました。
ケリが次から次へと採餌する頻度も勘案しますと、なかなか見つからない二番穂ではなく、クモを食べていたものと考えて間違いなさそうです。
うっすらとクモの糸に覆われた刈田で採餌するケリ |
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イネの葉先についていたクモ |
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10.12.31 Y