タシギの餌(えさ) - イトミミズ類を食べる

 1月下旬、洛西 - 京都府の南西部 - の小さな川でタシギ Gallinago gallinago を観察しました。

 泥の中を嘴(くちばし)で探る

 タシギが川岸の近くにできた泥地で採餌していました。 その長い嘴(くちばし)を泥の中へ差し込んでえさを探します。 差し込んだ嘴(くちばし)を上下させて、泥の中を探り、嘴(くちばし)を泥から抜くと、また別の場所へ差し込み、同じ動作を繰り返します。 この一連の行動を繰り返すうちにえさが嘴(くちばし)に触れるとそれをつまみ上げているようです。

 食べていたのはイトミミズ類でした。 細く短いイトミミズ類をつまみ上げては丸のみにしていました。 イトミミズ類は水中に生息するミミズの仲間です。 かなり汚れた水域にも生息しています。 イトミミズ、エラミミズ、ユリミミズなどの種が知られています。

 タシギは洛西では秋の渡りの時期に多数が飛来します。 冬は小さな川などで少数が越冬しています。

泥の中へ嘴(くちばし)を差し込んでえさを探るタシギ
泥の中へ嘴(くちばし)を差し込んでえさを探るタシギ

イトミミズ類をつまみ上げたタシギ
イトミミズ類をつまみ上げたタシギ


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10.03.01 Y