イカルチドリの餌(えさ) - ユスリカの幼虫を食べる

 1月下旬、京都・洛西(らくさい)の平地で、イカルチドリ Charadrius placidus を観察しました。
 イカルチドリは、湿った泥の上を少し歩いては立ち止まることを繰り返し、時に地面でえさをついばんでいました。
 泥の中に短い嘴(くちばし)の全部か一部を差し込み、えさをつまみ上げていました。 食べていたのはユスリカの幼虫です。 少し歩いて立ち止まっている間、片足を震わせていましたが、これは泥の表面をたたいて、えさを追い出す行動と思われます。 これがユスリカの幼虫に効果があるのかどうかは分かりません。
 ユスリカはハエ目ユスリカ科の昆虫の総称です。 一見、成虫はカ(蚊)に似ていますが、いわゆるカとは別の仲間で、血を吸いません。

イカルチドリがユスリカの幼虫をくわえる
イカルチドリがユスリカの幼虫をくわえる

イカルチドリがユスリカの幼虫をくわえる - 拡大
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10.05.03 N