チュウジシギの嘴(くちばし)

 上嘴(じょうし)がやや長く、先がペン先のように尖る

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チュウジシギの嘴(くちばし)
チュウジシギの嘴(くちばし)

 チュウジシギ Gallinago megala の嘴です。 上嘴(じょうし)、すなわち嘴の上側が、下嘴(かし)、嘴の下側よりもやや長いことが分かります。 上嘴の先端はしだいに細くなり、ペン先のように尖(とが)っています。

 チュウジシギなどジシギ類の採餌の様子を観察すると、土の中に嘴を突き刺して上下させながらえさを探っています。 ミミズなどのえさに触れるとそれをつまみ上げているようです。 上嘴がやや長く先が尖っているというのは、土に突き刺しやすい形態と言えそうです。 またある程度の長さのある嘴は、長さの分、土に差し込むことができ、短い嘴よりも深い土の範囲を探れることになります。

 鼻孔(びこう)が嘴峰(しほう)から離れる

 鼻孔(びこう)、鼻の穴が嘴峰(しほう)、すなわち上嘴の稜から離れて、嘴の噛み合わせに近いところにあるのも特徴です。 嘴峰に近いところにある種と比べると、土を探る際に鼻孔に土が入りにくいのではないかと思われます。 なぜなら土に嘴を突き刺して土と擦れるのは嘴峰など、角張った部分であると思われるからです。


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08.03.07 Y