8月下旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、ケリ Vanellus cinereus を観察しました。
残暑厳しきおり、水のたまった休耕田で10羽あまりのケリが休んでいました。
多くは、立って羽づくろいなどしていましたが、その中の数羽がしゃがんで、体を半ば水に浸けていました。
写真は、その数羽のうちの一羽です。
一見、何気なく、水に浸かって休んでいるだけのようです。
しかし、よく見ますと、細い影が、写真を左右に横切っています。
これは電柱の影で、それにこの一羽が重なっています。
影の方向に体の向きも合わせていますので、たまたまではなく、少しでも日除けになるここに入って、暑さをしのいでいるのでしょう。
ケリが電柱の細い日陰で暑さをしのぐ |
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2021.10.25