足環(足輪 あしわ)の装着されたケリが飛来

 3月下旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、ケリ Vanellus cinereus を観察しました。

 新たな個体

 足環の装着されたケリの成鳥を1羽、見つけました。 両足で合計5つの足環(あしわ)です。 右足には銀色と白色、左足には黄色、緑色と黒色の足環です。
 足環の情報は下記の < 参考リンク > にあります。 それによりますと、2007-2008年にかけて、京都府南部にある、通称、巨椋(おぐら)干拓田で複数羽が捕獲されたようです。 それ以降の情報はありませんが、足環の色の組み合わせからしますと、ここで装着されたものと一致します。
 これまで同じ色の組み合わせの足環が装着された成鳥が5年連続、飛来していますが、この5色の組み合わせの個体ははじめての飛来です。 巨椋干拓田と洛西とは、直線距離で数kmから10kmほど離れています。

足環(あしわ)の装着されたケリ
足環(あしわ)の装着されたケリ


< 関連ページ >
鴫・千鳥 "ケリ" ※ ケリのその他の topic はこちらへ
鴫・千鳥 "渡り・渡り時期・飛来・飛去" ※ その他のシギ・チドリの渡りなどはこちらへ

< 参考リンク >
日本鳥類標識協会 > カラーマーキングの部屋 > ケリ Vanellus cinereus

2015.05.22