一般に鳥類の趾(足指、あしゆび)は、前趾(ぜんし)3本、後趾(こうし)1本です。 後趾を第1趾と呼び、右足の場合、上から見て第1趾に続いて時計回りに、第2趾、第3趾、第4趾と呼びます。 一番外側の趾が第4趾です。
ところがチドリ類の多くは、後趾がありません。
写真はコチドリ Charadrius dubius の足を右正面から見たところです。
外側側面が見えている右足(向かって左)には後趾がないことが分かると思います(赤の矢印)。
一方、蹼(みずかき)ですが、チドリ類は半蹼足(はんぼくそく)と呼ばれる形態をしており、一般的に趾の基部に小さな蹼(みずかき)があります。
第3趾と第4趾との間に小さな蹼があります(青の矢印)。
コチドリの足を右正面から。後趾がない(赤の矢印)。蹼(みずかき)がある(青の矢印)。 |
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2013.06.17