間接頭かき - セイタカシギ

 鳥類が足先で頭をかく際の足の回し方、いわゆる頭かきの方法には2通りあり、種によって決まっています。
 セイタカシギ Himantopus himantopus の場合は間接頭かき(かんせつあたまかき)と呼ばれる方法です。 片足で立ち、背側、すなわち翼(つばさ)の上側から、もう一方の足先を頭に器用に回します。

セイタカシギが間接頭かきをする セイタカシギが間接頭かきをする セイタカシギが間接頭かきをする
①足をうしろに引く ②翼(つばさ)を下げつつ、足先を前に ③頭を下げて、足先で頭をかく

 シギ科ではなく、セイタカシギ科

 セイタカシギは嘴(くちばし)が長く、一見、シギらしいシギですが、シギ科ではなく、チドリ科でもなく、セイタカシギ科という別の科に分類されています。 姿形は、シギらしいので、ツルシギやアオアシシギなどと同じように直接頭かきをしそうなのですが、分類学的にも一般的なシギとは異なるようです。

 もうひとつの頭かきの方法である直接頭かき(ちょくせつあたまかき)、またその他の種の頭かきについては以下の関連ページをご覧下さい。


< 関連ページ >
鴫・千鳥 "セイタカシギ" ※ セイタカシギのその他の topic はこちらへ
鴫・千鳥 "頭かき" ※ その他のシギ・チドリの頭かきはこちらへ

2013.01.14