セイタカシギの足 - 趾(足指 あしゆび)と蹼(みずかき)

 ミユビシギ?

 多くのシギ類の趾(足指 あしゆび)は、前趾(ぜんし)3本、後趾(こうし)1本の合計4本です。 後趾を第1趾と呼び、右足の場合、上から見て時計回りに、第2趾、第3趾、第4趾と呼びます。 一番外側の趾が第4趾です。
 一方、セイタカシギ Himantopus himantopus の足指は4本ではなく、3本です。 後趾(第1趾)がありません。 多くのシギの足指が4本であるのに対して、ミユビシギは3本であることから、その名がつきましたが、セイタカシギも3本です。

セイタカシギが伸びをする セイタカシギの後趾(第1趾)のない足(左足の裏から)
セイタカシギが伸びをする セイタカシギの後趾(第1趾)のない足(左足の裏から)


 小さな蹼(みずかき)

 シギ類の足は半蹼足(はんぼくそく)と呼ばれる形態をしており、一般的に足指の基部に小さな蹼(みずかき)があります。 写真の通り、セイタカシギの足には第3趾と第4趾との間に小さな蹼があります。 第2趾と第3趾との間にもわずかに蹼があるようです。

セイタカシギが伸びをする セイタカシギの右足の蹼(みずかき)
セイタカシギが伸びをする セイタカシギの右足の蹼(みずかき)



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2012.12.28