直接頭かき - ツバメチドリ

 鳥類が足先で頭をかく際の足の回し方、いわゆる頭かきの方法には2通りあり、種によって決まっています。
 ツバメチドリ Glareola maldivarum の場合は直接頭かき(ちょくせつあたまかき)と呼ばれる方法です。 腹側、すなわち翼(つばさ)よりも下側から足先を頭に回して頭をかく方法です。 片足で立ち、もう一方の足をけり上げるようにして頭をかきます。

直接頭かきをするツバメチドリ
直接頭かきをするツバメチドリ

 チドリ科ではなく、ツバメチドリ科

 ツバメチドリはチドリと名づけられていますが、チドリ科ではなく、シギ科でもなく、ツバメチドリ科という別の科に分類されています。 一見、姿形は、どちらかと言えば、シギよりはチドリに近いですので、イカルチドリやケリなどと同じように間接頭かきをしそうですが、チドリ類とはやや異なるのでしょう。

 もうひとつの頭かきの方法である間接頭かき(かんせつあたまかき)、またその他の種の頭かきについては以下の関連ページをご覧下さい。


< 関連ページ >
鴫・千鳥 "ツバメチドリ" ※ ツバメチドリの仲間のその他の topic はこちらへ
鴫・千鳥 "頭かき" ※ その他のシギ・チドリの頭かきはこちらへ

2012.09.03