土偶(どぐう)というのは、縄文時代に作られた、人の形をした焼き物です。
諸説ありますが、縄文時代は今から16,000年前から3,000年前の頃です。
ミミズク土偶というのは、土偶の中でも、その名の通り、ミミズク、すなわち羽角(うかく)のあるフクロウ類に顔が似ているとのことで、そう呼ばれています。
その多くは関東地方で出土しているそうです。
写真は茨城県つくば市にある上境旭台貝塚(かみさかい あさひだい かいづか)で出土したものです。
今から約3,000年前、縄文時代後期の遺跡です。
出土品の展示を拝見しました。
ご覧の通り、顔がフクロウ類に似ています。
この写真では分かりにくいのですが、とりわけ、顔の凹み具合は、フクロウ類の顔盤(がんばん)を模しているかのようです。
大きさはせいぜい10cm前後です。
ミミズク土偶(どぐう) ※ 下段の両端は胴部、それ以外は頭部です。 |
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※ 実物の展示にご興味のある方は参考リンクをご覧下さい。 これとは別に、お住まいの地域でも、ミミズク土偶を所蔵している博物館があるかもしれません。
< 関連ページ >
水鳥形埴輪(みずどりがたはにわ)
< 参考リンク >
文化庁 | 「発掘された日本列島2013」展開催のお知らせ
今城塚古代歴史館 特別展「発掘された日本列島2013」【11月12日〜12月23日】/高槻市ホームページ
九州国立博物館 | 文化交流展示情報 トピック展 : 発掘された日本列島2013
2013.12.20